以前にもご紹介した通り、近年ロシア・ウクライナ問題などにより、電気代は高騰し続けています。

そのため、企業として電気代削減に取り組むことはもはや必須となっていますが、電気代削減に効果があると言われている自家消費型太陽光発電を導入することで、どれくらいの電気代削減効果があるかご存じでしょうか?

今回は、自家消費型太陽光発電の導入を検討されている方に向け、実際に導入を行うことでどの程度の電気代削減効果を見込むことが出来るのかについてご紹介致します。

1.電気代の仕組み

自家消費型太陽光発電の導入による電気代削減効果を考える前に、まずは電気料金の仕組みを解説します。

電気料金は上記のように「基本料金」「電力量料金」「燃料調整額」「再エネ賦課金」を足し合わせたものとなっており、基本的には家庭の電気代と同じ仕組みです。

この中でも、「燃料調整額」と「再エネ賦課金」が近年上昇していることから、電気代は高騰を続けています。

そのため、高騰し続ける電気代を削減するためには、

・基本料金や電力量料金を下げる

・電力会社から購入する電力量を減らす

上記いずれかの方法をとる必要があります。

 

2.実際にかかる電気代はどれくらい?

では上記の項目をもとにした場合、実際にかかる電気代はどれくらいでしょうか?

中小規模の工場を想定して電気料金を算出してみます。

条件は下記の通りです。

上記の場合の電気代は以下の通りです。

上記金額を月額の電気代とした場合、年間で1000万円以上の電気代がかかることとなります。

では実際に、自家消費型太陽光発電の導入でどの程度電気代を削減することが出来るのでしょうか?

 

3.自家消費型太陽光発電の電気代削減効果

先述の通り、電気代を削減する上で重要なのは電力会社から購入する電力量をできるだけ少なくすることです。

電力会社から購入する電力量を減らす上で非常に効果的なのが、自家消費型太陽光発電の導入です。

自家消費型太陽光発電を導入することで、発電した分だけ電力会社から購入する電力を減らすことができます。

また、日中の最大電力使用量を抑えることもできるため、契約電力の引き下げも同時に実現できるのです。

例として、電気料金単価が21.36/kWhの企業が200kWの自家消費型太陽光発電を設置した場合の電気代削減額が以下の通りです。

こちらの場合だと、年間の電気代の約1/3を削減することが出来ます。

自家消費型太陽光発電を導入することで、電力会社から購入する電力量を大幅に削減でき、電気代削減の根本的な解決に繋がります。

ぜひ皆さまも、電気代削減の取り組みとしての自家消費型太陽光発電の設置をご検討ください。