あなたの家に蓄電池は必要?『家庭用蓄電池導入理由は、経済性ではなく災害時の電源確保のためです。』

今回も前回の続きで、chatGPTとの対話となりますが、『経済性メリットが極めて低いといわれる蓄電池、本当のところは?』『蓄電池の大義はあなたの大切な家族の命を守ることです。』を解説いたします。

これはあくまで一般家庭(従量料金契約)で太陽光と蓄電池の同時導入についての当社の見解で、産業用太陽光(法人契約)ではありませんので、ご家庭での導入の参考になればと思います。

太陽光は「創エネ」・・・電気を生み出すシステム

蓄電池は「畜エネ」・・・電気を溜めたり、放出したりするシステム

※本記事は、ユーザー:私(大目商店)とChatGPTのやり取りの続きをそのままブログ化したものです。実際のものを中略しています。
私(大目商店)
蓄電池とのセットを検討する際、蓄電池を導入する理由として、経済性はどう考えますか?一般的に7.5kWのパネルと5.5kWのパワコン、蓄電池10kVを同時に導入すると仮定して、自家使用分と売電分を考慮した経済性を教えてください。
ChatGPT

結論から言うと、蓄電池の導入理由を「純粋な経済性(投資回収)」だけで置くのは、いまの日本では基本的に厳しめです。
ただし、FIT単価・電気料金単価・生活パターン(昼不在か、EV/オール電化か)・補助金で結果が大きく変わります。

以下、いただいた前提(7.5kWパネル + 5.5kW PCS + 蓄電池10kWhを同時導入)で、自家消費+売電を合算した経済性を「モデルケース」で見える化します。


ケース比較(蓄電池の“経済価値”は差分で見るのがコツ)

A) 太陽光のみ(蓄電池なし)

「昼に使える分」しか自家消費できないので、仮に

  • 自家消費:年1,500kWh

  • 売電:9,750 − 1,500 = 8,250kWh

とします(昼不在の多い家庭だとこのくらいになりやすい)。

B) 太陽光+蓄電池10kWh

夜に回せるので、仮に

  • 自家消費:年4,500kWh

  • 売電:9,750 − 4,500 = 5,250kWh
    (実際は充放電ロスがあるので売電はもう少し減りますが、まず概算で)


年間メリット(自家消費+売電)

ここでは買電単価を 28円/kWh として試算します。

① FITが高い最初の4年(売電24円/kWh)

  • A(蓄電池なし)

    • 自家消費メリット:1,500×28=42,000円/年

    • 売電:8,250×24=198,000円/年

    • 合計:240,000円/年

  • B(蓄電池あり)

    • 自家消費メリット:4,500×28=126,000円/年

    • 売電:5,250×24=126,000円/年

    • 合計:252,000円/年

👉 蓄電池による上乗せメリットは約 +12,000円/年(この期間は差が小さい)
理由:「売電24円」と「買電28円」の差が 4円しかないからです。

② 5~10年(売電8.3円/kWh)

  • A(蓄電池なし)合計
    42,000 + 8,250×8.3(=68,475) ≒ 110,475円/年

  • B(蓄電池あり)合計
    126,000 + 5,250×8.3(=43,575) ≒ 169,575円/年

👉 蓄電池による上乗せメリットは約 +59,100円/年(ここで効いてくる)
理由:売電が 8.3円に落ち、「買電との差」が一気に大きくなるため。


10年間トータルでの“蓄電池の回収力”(概算)

  • 上乗せメリット

    • 1~4年:12,000×4 = 48,000円

    • 5~10年:59,100×6 = 354,600円

    • 合計:約403,000円(約40万円)

ここからさらに

  • 充放電ロス(実効で1割前後になりやすい)

  • 蓄電池の劣化(10年で容量低下)

  • 交換・修理リスク

を考えると、「経済性だけ」で見る回収額はさらに下がりやすいです。

一方、蓄電池10kWhの実勢価格は情報源によって幅がありますが、工事込みで150~270万円程度というレンジで語られることが多いです。
→ 先ほどの“10年の上乗せ40万円前後”では、単体回収は難しい、が基本線になります。


じゃあ、蓄電池を入れる「合理的な理由」は?

経済性を語るなら、次のどれかが揃うと一気に現実的になります。

  1. 補助金が厚い(国+自治体)

  2. 電気料金単価が高い(30円/kWh超で見える)

  3. 昼不在&夜の使用量が多い/EV充電が夜中心(“売るより使う”量が増える)

  4. 卒FIT後・非FIT(市場連動)で売電がさらに低い前提

  5. 経済性以外:**停電対策・災害対策(BCP)**を価値として正しく評価する


ここだけ確認できると、かなり精度の高い数字に落とせます

質問はもう十分具体的なので、追加で1点だけ(できれば)教えてください:

  • その家の想定の 年間使用量(kWh) と、昼在宅が多いか(在宅ワーク等)EVやオール電化の有無

これが分かると、自家消費量(1,500→4,500みたいな仮置き)が現実の値になり、回収年数のブレがほぼ消えます。

私(大目商店)
福山市の補助金を利用して導入する場合、経済面でどれだけメリットが出るのかを確認させてください。太陽光と蓄電池同時導入で蓄電池に対しても、 (設備費+工事費)×1/3  ※税抜き  ※千円未満切捨て  ※補助対象経費となる「設備費+工事費」は、15.5万円/kWhを上限とする(工事費込み・税抜き) の補助金を活用した場合、経済性はどうですか?
ChatGPT

了解です。いただいた補助金条件はかなり強いので、**「(太陽光+蓄電池セット全体)の回収年数を大きく短縮」**できます。
ただし、結論から言うとこの規模(7.5kW+10kWh)だと 補助金ありでも“純経済性だけで10年以内に回収”は難しいケースが多いです(電気単価・在宅率・導入価格しだいで前後)。

以下、数字が追える形で試算します。


1) 補助金額(ご提示条件から確定計算)

太陽光(PCS出力に対して105,000円/kW、最大5kW)

  • PCS 5.5kW でも 上限5kWまで
    105,000 × 5 = 525,000円

蓄電池(設備+工事)×1/3、上限15.5万円/kWh、税抜、千円未満切捨て

  • 10kWhなので、補助対象経費上限:
    155,000 × 10 = 1,550,000円(税抜)

  • 補助:1,550,000 × 1/3 = 516,666…円 → 516,000円(千円未満切捨て)

✅ 合計補助金(最大想定)
525,000 + 516,000 = 1,041,000円(約104.1万円)

※「実際の(設備+工事費)」が上限より低い場合は、その実額×1/3になります。上限超の場合は上限で頭打ち。


2) 経済性の前提(ここは“置き方”で結果が変わる)

  • 発電量:7.5kW × 1,300kWh/kW・年 ≒ 9,750kWh/年(広島近辺の概算)

  • 家の使用量:5,000kWh/年(一般的モデル)

  • 自家消費量(蓄電池10kWhあり):約4,500kWh/年(昼→夜シフト込みのイメージ)
    ※充放電ロスを入れると実効は少し下がりますが、まず概算としてこのまま置きます。

  • 売電単価(2025年度下半期以降の「初期投資支援スキーム」):
    24円(~4年)、8.3円(5~10年)

  • 買電単価:ここが最重要なので、**28円/kWh(控えめ)36円/kWh(高め)**の2パターンで見ます。参考として日本の住宅電気料金の代表値データもあります。


3) 年間メリット(太陽光+蓄電池セットの“家計効果”)

売電量

  • 売電 = 9,750 − 4,500 = 5,250kWh/年

(A) FIT 1~4年(売電24円)

  • 収入(売電):5,250×24 = 126,000円/年

  • 節約(自家消費):4,500×買電単価

買電28円なら:4,500×28=126,000円/年
→ 合計 252,000円/年

買電36円なら:4,500×36=162,000円/年
→ 合計 288,000円/年

(B) FIT 5~10年(売電8.3円)

  • 収入(売電):5,250×8.3 = 43,575円/年

  • 節約(自家消費):同上

買電28円なら:126,000 + 43,575 = 169,575円/年
買電36円なら:162,000 + 43,575 = 205,575円/年

10年間合計メリット(概算)

  • 買電28円ケース:
    252,000×4 + 169,575×6 = 約2,028,000円(約203万円)

  • 買電36円ケース:
    288,000×4 + 205,575×6 = 約2,388,000円(約239万円)

私(大目商店)
現状で考えて福山の補助金を利用した前提で、太陽光+蓄電池の経済性を考えると10年の回収は無理。例えば15年で考えるとどれくらいの自家消費率が必要となりますか?蓄電池の設置費用を150万円として計算してください。
ChatGPT

ありがとうございます。蓄電池(10kWh)=税抜150万円なら、福山市補助金(FIT不可・ノンFIT売電8円)前提でも、**15年回収に必要な自家消費率は「だいたい45%前後」**が目安になります(税の扱いで少し変わります)。


1) 補助金での初期負担(あなたの金額で確定)

太陽光(PCS出力ベース)

  • 10.5万円/kW × 上限5kW = 52.5万円(例として市が明記)

蓄電池(税抜150万円、上限15.5万円/kWhの範囲内)

  • (設備+工事)×1/3(税抜・千円未満切捨て)なので
    150万円 × 1/3 = 50.0万円

初期負担(税抜ベース)

  • 太陽光:180万 − 52.5万 = 127.5万円

  • 蓄電池:150万 − 50.0万 = 100.0万円

  • 合計:227.5万円(税抜)

(参考:税込支払で見るなら 198万+165万−52.5万−50.0万=260.5万円


2) 15年回収の「必要自家消費率」を逆算(結論)

前提(これまでと同じ置き方):

  • 年間発電:7.5kW × 1,300 ≒ 9,750kWh/年

  • 買電単価:30円/kWh

  • 売電単価:8円/kWh(税込)(ノンFIT、初年度から)

  • 15年の維持費(控えめに計上):
    点検(4・8・12年で計9万円)+ PCS等交換(12年目25万円)= 34万円
    ※福山市はFIT/FIP不可、相対契約で余剰売電は可、また自家消費率30%未達は返還可能性あり。

この条件での「15年回収に必要な自家消費率」は:

✅ 税抜ベース(初期負担227.5万円)

必要自家消費率 ≒ 44.9%(約45%)

✅ 税込支払ベース(初期負担260.5万円)

必要自家消費率 ≒ 55.2%(約55%)


3) 実務的な補足(ここ大事)

  • 上の 45% は「計算上の最低ライン」です。
    実際には 充放電ロスや **蓄電池劣化(後半の実効容量低下)**で効きが少し落ちるので、私は安全側に
    +3〜8pt(=**48〜53%**くらい)見ておくのをおすすめします。

  • 福山市補助金の要件として **自家消費率30%**は最低限クリアが必要です(未達で返還の可能性)。
    → つまり「30%を超えればOK」ではなく、15年回収を狙うなら45〜55%を目指す、という整理です。


4) あなたの家庭で45〜55%は現実的?

年間電気使用がざっくり 8,000kWh級(以前の情報から推定)で、冬に上がるタイプなら、10kWh蓄電池があると
45%は十分現実的、55%は“運用を頑張れば”狙えるレンジです。

目標に近づける運用例(効果が大きい順)

  • エコキュートの沸き上げを昼寄せ

  • 食洗機・洗濯乾燥・蓄熱暖房などを昼に寄せる

  • 蓄電池のモード(自家消費優先/深夜充電の有無)最適化


もしよければ、次は「現実の到達可能性」を確定させるために、1点だけ教えてください。
オール電化(エコキュート)ですか? それともガス併用ですか?
これで、あなたの家の自家消費率が45%に届く見込みが高いかを、かなり精度よく判断できます。

私(大目商店)
現在、ガス併用ですが、オール電化にすることも念頭に置いていますので、両方のパターンで比較したいです。
ChatGPT

いい視点です。
結論から言うと、同じ「太陽光7.5kW+蓄電池10kWh」でも

👉 ガス併用とオール電化では、15年回収の現実性がまったく変わります。

今回はあなたのこれまでの条件を固定して、
**「必要自家消費率」と「実際に狙える自家消費率」**を並べて比較します。


(中略)


🔵 パターン①:現在のまま(ガス併用)

典型的な電力消費構造

  • 給湯:ガス

  • 調理:ガス

  • 冬暖房:ガス or エアコン

👉 昼に電気を大量に使う要素が少ない

太陽光+蓄電池時の現実的自家消費率

35〜45%

(在宅率高めなら45%に届く)

15年回収との関係

評価 結果
税抜227.5万基準 ギリギリ達成ライン
税込260.5万基準 少し不足しやすい

✔ 結論
👉 ガス併用のままだと「回収は可能だが攻めたライン」


🟢 パターン②:オール電化(エコキュート想定)

ここが一番変わります。

電力消費構造

  • 給湯:エコキュート(電気)

  • IH調理

  • 冬暖房:エアコン主体

👉 夜だけでなく昼にも電気使用が増える

さらに重要:

⭐ エコキュートを「昼沸き上げ」に設定できる

これは太陽光との相性が非常に良いです。


太陽光+蓄電池時の現実的自家消費率

45〜60%

これはかなりリアルなレンジです。

(福山クラスの日射なら特に)


15年回収との関係

評価 結果
税抜227.5万 高確率で15年以内
税込260.5万 十分現実ライン

✔ 結論
👉 オール電化にすると「回収が現実的」になります

<以上で一旦catGPTとの会話は終了>
経済性の面での話で終始すすめていきましたが、少し私の方で修正とまとめをします。ここからは全て税込で統一していきます。
1⃣今回の太陽光+蓄電池のシステム(福山補助金適用後)
➀太陽光システム:モジュール7.5kW PCS:5kW:導入費198万円(税込)
 ◆福山補助金:52.5万円(実質負担:145.5万円)
➁蓄電池システム:10kWh:導入費165万円(税込)
 ◆福山補助金:50万円(実質負担:115万円)
➂太陽光システム+蓄電池システム:363万円(税込)
 ◆福山補助金:102.5万円(実質負担:260.5万円)
2⃣維持費(15年で37万円を按分)
 ➀維持費として3年毎に3万円の点検費(3/6/9/15年目の4回分)+12年目のPCS交換費用25万円を計上したとして37万円を15年に按分して≒25,000円/年の維持費と設定
 ➁10年で25万円、15年で37.5万円でシミュレーション
 ③補助金と維持費込みの負担総額算出
  ⑴太陽光システム+10年維持費合計:145.5万円+25万円=170.5万円
  ⑵太陽光システム+15年維持費合計:145.5万円+37.5万円=183万円
  ⑶太陽光システム+蓄電池システム+10年維持費合計:260.5万円+25万円=285.5万円
  ⑷太陽光システム+蓄電池システム+15年維持費合計:260.5万円+37.5万円=298万円
3⃣自家消費率と経済性の条件(買電単価:30円、発電量:9,750kWh)
➀太陽光発電に対する自家消費量(率):2,925kWh(約30%)~5,850kWh(60%)を想定
➁売電条件と売電単価:
 ⒶFIT売電:補助金利用なし【最初4年間売電24円、5年目以降売電単価8円】
 ⒷノンFIT売電:補助金利用【1年目以降8円】
➂10年間と15年間の経済効果【 Ⓐは補助金利用なし、Ⓑは補助金利用 】
 Ⓐ補助金利用なしの場合の経済メリット表
自家消費率 自家消費量 売電量 経済メリット(自家消費+売電)
1-4年目 5年目以降 10年間合計 15年間合計
(%) (kWh) (kWh) (円/年) (円/年) (円/10年間) (円/15年間)
30 2,925 6,825 251,550 142,350 1,860,300 2,572,050
40 3,900 5,850 257,400 163,800 2,012,400 2,831,400
50 4,875 4,875 263,250 185,250 2,164,500 3,090,750
60 5,850 3,900 269,100 206,700 2,316,600 3,350,100
70 6,825 2,925 274,950 228,150 2,468,700 3,609,450
 Ⓑは補助金利用の場合の経済メリット表
自家消費率 自家消費量 売電量 経済メリット(自家消費+売電)
1年目以降   10年間合計 15年間合計
(%) (kWh) (kWh) (円/年) (円/10年間) (円/15年間)
30 2,925 6,825 142,350 1,423,500 2,135,250
40 3,900 5,850 163,800 1,638,000 2,457,000
50 4,875 4,875 185,250 1,852,500 2,778,750
60 5,850 3,900 206,700 2,067,000 3,100,500
70 6,825 2,925 228,150 2,281,500 3,422,250

福山の補助金が取得することができたと仮定してのシミュレーションⒷを見てみます。上記表を見ていただくと蓄電池システム同時導入の経済性も15年目で回収できることがわかります。その条件は自家消費率60%です。

ではその条件を満たす家庭とはということで、➀オール電化と➁ガス併用家庭に分けて考えることになります。

実際のところガス併用の場合での自家消費率が60%を超えるということは、chatGPT最後のログでも載っているとおり難しいといわざるをえないですが、オール電化であれば上手に電気使用を工夫することにより現実的な数字となります。

ここで追記して、さらに掘り下げてみます。

上記シミュレーションには、太陽光と蓄電池の劣化率を加味していないので、少し楽観的な部分があります。よりシミュレーションを現実的に近づけるのであらば、この部分は織り込んでいく必要が不可避ですが、今回はここまでにしておきます。

最後にここでお伝えしたいのは、やはり『蓄電池の導入の大義は経済性ではなく、あなたの家族を万が一の時に守るシステムである』ことに価値を感じていただきたいです。太陽光FIT売電が10年で卒FITを迎えるタイミングで蓄電池を入れることの目的ははっきりしています。お金で買えない価値が蓄電池にはあるということ、そこに「元を取る」という発想はないです。

今回は少し長くなってしまいました。

いかがだったでしょうか。気になる方はぜひ大目商店太陽光窓口(☎084-951-2333)へご連絡ください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。